大人の動きが魔法に見える頃
一人で歩けるようになる1歳頃、小さいお子さんは好奇心ではちきれそうです。生まれた頃はぼんやり見えていた世界も、この頃には視力がアップして周りがはっきり見えるようになるそうです。
目に入るもののなかでも、特に大人の動きに強い興味を持っています。それは日常の中で、私たちが何気なく行う動きなのですが、小さいお子さんにはまだ難しいものです。
コップに水を注ぐ、ドアを開閉する、ひもを結ぶ、
ぞうきんを絞る、手紙を開封する・・・などなど。
大人になると何気なく動けるのですが、思えば私たちも幼児期から今まで、何十回となく手を動かしてできるようになった動きです。 小さいお子さんには、指先や手首をコントロールする大人の動きが、魔法みたいに見えるのだと思います。