URAWA MONTESSORI EDUCATION 子供が世界を広げる瞬間 モンテッソーリの子育て 浦和教室

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教室で遊ぶのは、未来の大人たち

教室で小さなお子さまと過ごしていると、それぞれの良い所や活動への取りくみ方、お友だちとの過ごし方が分かります。それらの特長が絡み合って、教室では20人いれば20の個性が輝いています。

2歳から来てくれているSくんは、新しい教具を見つける名人です。木製の円柱を取り出して、触れて転がして、自分も一緒に転がることもあります。そうして教具と一体になる時間のあとで、その教具の特性や活動の目的を、自然とわかってしまいます。いつもすごいと思います。

毎回必ず「算数棒」から始めるYくんは、棒を一本ずつ取り出してマットに置くと、いままでに乗ったことのある電車や停車駅、その時の思い出をとくとくとお話ししてくれます。3歳にしてかなりの鉄道マニアです。男の子の場合、車派か電車派か、動物好きか昆虫好きかが、3歳くらいではっきり分かれるように思います。

2歳になったばかりのKちゃんは「のり貼り」が大好きです。容器にグーにした手を突っ込んで私ににこっと笑いかけます。それで、私はぬれタオルでKちゃんの手を拭くのですが、そのたびにキャッキャと笑い転げます。手の感覚がとても敏感なのと甘えんぼな性格が相まって、いつも手がしっとりしています。この子はビー玉とどんぐりの分類が大好きです。容器いっぱいの小さなものをじっと集中して分けています。

このかわいい子たちが少しするとランドセルを背負って学校に通うのですね。そしていろんな挑戦を続けていって、りっぱな大人になるのでしょう。と、いつも楽しく想像しています。