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子育てのピンチ・・・その一

2歳頃のむすめです

子育ては、大人とは違う“子ども”という人と暮らしを始めるところからスタートします。最初は赤ちゃんだった“子ども”は日々変化し、急に予測のつかない行動をはじめます。私が育児で最初の大きなピンチにあったのは娘が1歳半ばの頃で、彼女が調味料のびんに興味をもち、それを振り回すことに執着した時でした。

娘はご飯の支度のときいつも私の足元に座っていましたが、その日はキッチンの調味料の扉の前に座り込みました。ノブを“にぎる”ことができるようになっていた娘は、扉を手前に引いて中をとくと眺めた後、一番前にあったごま油のびんを、そーっとうやうやしく持ち上げました。

次の瞬間、娘はびんをガラガラを振るような手つきで高速に上下に振りました。ごま油がドバっと飛び散ります。引っ越したばかりの床や、白い壁紙にごま油のしぶきが!!「やめてーーー!!」しかし娘はやめません。私がどんなに叫んでも聞こえないかのようにびんを振ります。なぜか顔は嬉しそうで笑顔です。そして床に広がったごま油の池の上を歩き、すっ転んでどろどろに・・・。

私はいろんな奇声で叫びながら、娘をお風呂に入れ、なんとか雑巾で後始末をしましたが、まだその時は娘を「やんちゃだな」程度に思っていました。しかしこの時から、家中のありとあらゆる液体の容器がシェイクされ、中身が床にぶちまけられる日々が始まったのです。

つづく・・・